今回の悩み
- 住宅ローンの支払いは現在の家賃からそこまで変えたくない。
- 家賃なみの支払いって結局いくらまでの借入れなんだろう。
- 住宅ローンの支払いっていくらになるのか想像がつかない。
そんな悩みを解消します。
本記事では月々6万円、8万円、10万円の返済額に応じた借入額とざっくりとした計画を解説します。
最後まで読むことで住宅ローンを「月々の支払い」まで落とし込んでで考えることができるでしょう。
目次
本記事の前提条件と注意点
本記事の住宅ローンは以下の条件で計算します。
- 金利は1%の全期間固定
- ボーナス返済なし
- 自己資金は考えず、すべて住宅ローンとする
自己資金なしで計画を考えるのはあまりおすすめしませんが、当記事ではこの設定で進めますのでご了承ください。
自己資金(いわゆる頭金)の考え方については別の記事でまとめます。
借り方のベストはライフスタイルによって違う
借り方についてはその方のライフスタイルに応じて最適な形を選んでいく必要があります。
安く返済するだけではなく、将来設計や保険なども合わせて考えなければなりません。
また職業、収入、家族構成、健康状態などによっては借入れができる銀行自体が限られるケースもあるでしょう。
そのあたりは詳しいプロに相談するのが一番の近道です。
返せる見込みがない借り入れはNGです
当たり前ですが、返せる見込みがない額を借り入れるのはやめた方が良いです。
毎月の支払い金額はもちろんですが、ボーナス払いや借入れ年数にも注意が必要。
とはいえ初期費用を抑えようとしすぎて品質の悪い住宅だと、かえって「安物買いの銭失い」になってしまうことも。
ランニングコストも考えながら、可能であれば将来的な繰り上げ返済も念頭に置いて資金計画を考えると良いでしょう。
【月々6万円】住宅ローンの借入額
月々6万円に抑える計画はローコスト住宅や建売、もしくは中古住宅がおすすめです。
特に土地も一緒に購入する方にとっては何とか建物金額を安く抑えなくてはなりません。
ここからは毎月の返済額が6万円になる借入額と計画について解説します。
月々6万円に抑える借入額とは
月々6万円に抑えるための借入額は35年返済で約2,100万円。
正直なところ注文住宅を検討するには厳しい予算です。
返済年数に応じた借入額は下記にまとめました。
返済年数 | 借入額 | 毎月の返済額 |
15年 | 1,000万円 | 5万9,849円 |
20年 | 1,300万円 | 5万9,786円 |
25年 | 1,590万円 | 5万9,922円 |
30年 | 1,860万円 | 5万9,824円 |
35年 | 2,120万円 | 5万9,844円 |
月々6万円だとこんな計画
月々6万円にするためには「とにかく余計な費用がかかりそうなものは排除していく」という考えが重要です。
いくらローコスト住宅と言えどもオプションばかり採用していると金額が高くなりがち。
壁紙はこだわってもそれほど高額にはなりづらいため、費用をかけずに個性をだしていくことができます。
そして月々6万円に抑えるためには、土地代金も安いエリアで探していきたいところ。
土地と建物がすでに出来上がっている建売や中古住宅を候補にするのも良いでしょう。
【月々8万円】住宅ローンの借入額
月々8万円に抑える計画は、条件次第では少し余裕が出てきます。
とはいえ注文住宅まではまだ手が届く状態ではありません。
ここからは毎月の返済額が8万円になる借入額と計画について解説します。
月々8万円に抑える借入額とは
月々8万円に抑えるための借入額は35年返済で約2,800万円。
返済年数に応じた借入額は下記のとおり。
返済年数 | 借入額 | 毎月の返済額 |
15年 | 1,330万円 | 7万9,599円 |
20年 | 1,730万円 | 7万9,561円 |
25年 | 2,120万円 | 7万9,896円 |
30年 | 2,480万円 | 7万9,766円 |
35年 | 2,830万円 | 7万9,886円 |
月々8万円だとこんな計画
土地から探す方はやはりローコスト住宅、建売、中古住宅が有力な候補です。
地方だと人気エリアの建売が手に入る可能性があります。
土地にかかる費用次第ですが、ローコスト住宅や価格を抑えたセミオーダーの住宅なんかも検討してみると良いかもしれません。
ただし注文住宅を希望するのであれば、もう少し予算アップを狙いたいところ。
注文住宅の相場については他の記事でまとめてあります。
≫【注文住宅っていくら?】3人家族の一般的なお家の相場を住宅営業マンが解説
【月々10万円】住宅ローンの借入額
月々10万円の支払い計画は、いよいよ注文住宅が視野に入ってきます。
ただし土地から購入する場合は建売も候補として残しておきましょう。
ここからは毎月の返済額が10万円になる借入額と計画について解説します。
月々10万円に抑える借入額とは
月々10万円のお支払いだとすると、借入額は35年返済で約3,500万円。
返済年数に応じた借入額は下記のとおり。
返済年数 | 借入額 | 毎月の返済額 |
15年 | 1,670万円 | 9万9,948円 |
20年 | 2,170万円 | 9万9,797円 |
25年 | 2,650万円 | 9万9,871円 |
30年 | 3,100万円 | 9万9,708円 |
35年 | 3,540万円 | 9万9,929円 |
月々10万円だとこんな計画
土地の価格を抜きにすれば単世帯向けの注文住宅を検討できる予算です。
とはいえ贅沢なオプションをつけすぎるのは厳禁。
できれば断熱材や外壁などにお金を使って、住んだ後のコストにも目を向けた方が良いでしょう。
好立地を求めてあえて建売や中古住宅を探すのもおすすめです。
まとめ
マンションやアパートで支払っている家賃と同じくらいの負担で住宅を購入したいと考える方は多いです。
今回は6万円、8万円、10万円の3パターンで借入額と計画内容について解説しました。
この記事のポイントはこちらです。
まとめ
- 最適な借り方はその方の状況やライフスタイルによって違う
- 「安物買いの銭失い」には注意が必要
- 月々10万円におさめるには建売や中古住宅も検討するべき
- 注文住宅を建てるには予算アップも視野に入れる
- 断熱材や外壁にこだわると住んだ後のコスト削減にもつながる
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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