- 共働きで時間がなかなかとれないけど家を建てたい
- しっかりした家を建てたいけど予算に自信がない
- 中古住宅や建売にはない、自分だけの個性を少し取り入れたい
こんな悩みを解消します。
結論は、しっかりした家を安く建てるなら「規格住宅」も視野に入れるべきです。
規格住宅の考え方は徐々に浸透しつつありますが、「注文住宅のグレードダウン版」というイメージを持たれる方も多いのが現状です。
そこで本記事では規格住宅の概要とメリットやデメリットをまとめて解説します。
最後まで読むことで、良質な住宅を安く手に入れる方法が分かります。
目次
規格住宅とは?プランを選択する住宅
規格住宅は決まっている間取りやデザインの中から選んで建てる商品です。
自由設計とは違い「ちょっとここの壁をなくしたい」「ここに扉をつけて出入りできるようにしたい」といった変更が基本的にはできません。
ただし、最近の規格住宅には例外もあります。
- 外壁の形だけ決まっていて、室内の壁はある程度自由に設計できる
- 間取りは決まっているが、設備はある程度自由に決められる
- 設備がほぼ決まっていて、間取りは多少自由に動かせる
上記のような商品も登場しました。
そのあたりはハウスメーカーごとに違うので、規格住宅を検討する際は確認しておいた方が良いでしょう。
内外装や間取りは決まっている物から選ぶ
規格住宅は決まっている間取りやデザインから選ぶので「自分たちに合った家づくりができないんじゃ…」と心配する方も多いです。
ただしほとんどの場合、その心配は不要でしょう。
なぜならその決まっているプランが数百~数千パターン用意されていることが多いからです。
二世帯住宅や店舗併用住宅などのケースはむずかしいですが、単世帯向けのプランであれば目移りしてしまうような量です。
規格型住宅は合わないと最初から決めつけないで、まずは可能なプランを並べて検討してみてはいかがでしょうか。
設計にかかる手間がないためコストダウン
規格住宅の魅力はコストが大幅に抑えられることです。
注文住宅の価格については別記事にまとめてあるので、そちらもご覧ください。
≫【注文住宅っていくら?】3人家族の一般的なお家の相場を住宅営業マンが解説
コストを抑えて住宅を建てようとすると「安かろう悪かろう」になりがち。
- 設計にかかる手間がない分コストダウン
- 住宅設備は決まったものを大量発注することができるのでコストダウン
- 特殊な工法を使わずに施工が安定するため、工期が短くなる分コストダウン
規格住宅では上記の考え方で建物価格を抑えていきます。
その結果、コストを抑えつつ良質な家を建てる事ができます。
打合せのスピードが早い
ある程度決まったプランから選ぶ事で打ち合わせのスピードを上げる事が可能です。
家づくりの打合せは家族だけではなく、担当する設計士さんとも予定が合わないといけないのでスケジュールを組むのに一苦労。
特に共働きでなかなか休みが合わないご家族にはピッタリです。
ある程度は家にいながら検討を進められ、選ぶだけでいい規格住宅は時間のない方でもオススメでしょう。
規格住宅のデメリット
ここまでは規格住宅の比較的良い部分を取り上げてきました。
ただもちろん良い面だけではなく、規格住宅にはデメリットも存在します。
ここからはそのデメリットの部分について解説します。
二世帯住宅、店舗併用型住宅は取り扱いが少ない
規格住宅は3~5名の単世帯用プランが大半を占めます。
二世帯住宅や店舗併用型は生活する人数や業種によって間取りが全然違うので、規格化しづらいのです。
単世帯向けのプラン以外をご希望の方は自由設計で進めた方が良いでしょう。
逆に3~5LDKくらいの単世帯向けプランを希望する方は、ぜひ規格住宅を1度検討してみてはいかがでしょうか。
自由度が少ない
当然ですが設計の自由度は少ないです。
例えば中庭がある家やインナーガレージといった、こだわりがある方向けのプランは期待しない方が良いでしょう。
ただ規格住宅のプランは「多くの方が使いやすいと思ってくれる間取り」を厳選していることが多いです。
特別なこだわりがない方や、自分でゼロから間取りを考える自信がない方にとっては規格住宅が強い味方になってくれます。
土地によっては建てられない
土地をすでに所有している方にはかなり致命的な問題なのが、土地によっては建てられないことです。
キレイに区画分けされた分譲地なら問題ないのですが、間口が狭かったり変形している土地には配置できるプランがない可能性があります。
その場合は自由設計で対応していくしかありません。
これから土地も探していく方はなるべく形の整った物件を優先すると良いでしょう。
規格住宅が向いている人と向いていない人
規格住宅は品質が良い建物にもかかわらず、価格を抑えられるのが魅力です。
ただし万人にオススメできるわけではないのも事実。
ここからは規格住宅が向いている人と向いていない人について解説します。
規格住宅が向いている人
規格住宅が向いている人は以下のとおりです。
- 単世帯向けのプランがご希望
- これから土地を探す方
- デザインよりもコスパを重視したい方
- 仕事などが忙しく、打合せ時間がとれない方
- 予算を建物以外の部分にあてたい方
当てはまるものがあったら、ぜひ規格住宅も視野にいれてみては。
規格住宅が向いていない人
規格住宅が向いていない人は以下のとおりです。
- 間取りやデザインのこだわりが強い人
- 変形している土地に建てる人
- お金が余って困っている人
こんな方は自由設計で進めていった方が良いでしょう。
まとめ
本記事では規格住宅の特徴について解説しました。
規格住宅は用意されたプランから選んでいくようなスタイルです。
品質を落とさずに自由設計と比較してコストを抑えられるのが大きな魅力。
二世帯住宅や店舗併用型住宅はむずかしいですが、単世帯向けのプランをご希望する方はぜひ検討してみてはいかがでしょうか。
本記事のポイントはコチラ
- 規格住宅は単世帯向けプランがメイン
- 品質は落とさずコストが下がるのが規格住宅の魅力
- 数百~数千パターンを用意している会社もある
- 時間がない方でもチャレンジしやすい
- 変形した土地に対応できないケースもある
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。