今回の悩み
- 土地と建物以外にかかる費用がわからなくて怖い。
- 注文住宅の予算を組むためにお金がかかる項目を知りたい。
- 後からお金がかかるのは絶対にイヤ。
こんなお悩みを解消します。
この記事では住宅を建てる際にかかる諸費用を解説していきます。
該当しそうなところだけでも読んでいただけると嬉しいです。
諸費用を覚えておくと、土地と建物の予算を考える際に役に立ちます。
目次
諸費用を知らないと予算オーバーになってしまう
注文住宅の諸費用は思いのほか高額になってしまうケースもあります。
何となく土地と建物の金額だけを考えると予算オーバーになってしまうことも。
ここでは諸費用に関しての注意点を解説いたします。
注文住宅の金額は建物+土地にかかる費用+諸費用
注文住宅にかかる費用は建物に関するもの、土地にかかる費用、諸費用に分けて考えるのがおすすめです。
なぜなら分けて考えないと項目が多すぎて混乱してしまうから。
しかも家づくりが初めての方からすると、聞きなじみがない項目ばかりです。
混乱して計画が破綻しないように整理して考えるべきでしょう。
注文住宅の相場は他の記事でまとめてあります。
≫【注文住宅っていくら?】3人家族の一般的なお家の相場を住宅営業マンが解説
土地にかかる費用も注意が必要
土地に関わる費用についても、知らないと予算が組みづらい…というポイントが多いです。
こちらも土地を買った経験がない方からすると聞きなれない項目ばかりです。
単純に売買金額だけで購入ができるわけではない点に注意しましょう。
土地にかかる費用についても他の記事で詳しくまとめてあります。
≫【お家を建てる方必見】土地にかかる費用を解説!わかりづらい税金などもチェックしよう
大半のケースで該当する注文住宅の諸費用とは
注文住宅の諸費用はほとんどの方にとっては聞きなじみがないので、いくらになるのか想像がつきません。
「諸費用がまだまだかかるかも…」と考えていると上手く資金計画を立てることができませんよね。
ここからはわかりづらい諸費用を項目別に解説していきます。
申請や書類作成などにかかる費用
家を建てるためには膨大な数の書類を用意して、いくつもの申請を行政機関に提出する必要があります。
確認申請や長期優良住宅の申請など、必要な申請書類は建物によって違います。
20~50万円くらいでおさまることが多いですが、早めのうちに担当営業に確認した方が良いでしょう。
ライフラインの工事費用
上水道や下水道、電気やガスを使うために必要な工事費用です。
オール電化であればガスは不要なので、その分の費用は考えなくても大丈夫。
建替えだったとしても一度解体して新築につなぎ直すので、費用はかかります。
金額は土地の形状や地域差によって異なりますが、70~120万円程度は覚悟しておいた方が良いでしょう。
上下水道加入金
上下水道を利用するためには加入金を支払わなくてはなりません。
引き込む水道管の口径によって金額が違いますが、戸建て住宅の場合は15万円前後ではないでしょうか。
地域によっては小さい口径で安く済ませる方法もありますが、無理に口径を小さくすると水圧が弱くなる原因になります。
特に2階に水回りを計画する場合は影響を受けやすいので注意が必要です。
仮設工事費用
工事中の機材が入れるように鉄板を敷いたり、職人用の仮設トイレを設置したりする費用です。
現場の状況によって金額が大きく上下するので、プロに見てもらった方が良いでしょう。
経験値の多い営業であれば、現場を見ただけである程度の予想はつくはず。
金額としては数十万円。まれに100万円オーバーの現場があるかも…というイメージです。
敷地測量、地盤調査費用
間取りの打合せをする際に敷地の測量や近隣の状況を調査したり、地盤の強さを判定したりする費用です。
費用はそれぞれ数万円ほどですが、地盤調査で地盤改良が必要な判定が出た場合は大きな金額がかかることも。
土地にかかる費用については別記事にまとめてあります。
≫【お家を建てる方必見】土地にかかる費用を解説!わかりづらい税金などもチェックしよう
登記費用
建物が完成したら、誰が所有している建物なのか登録しないといけません。これを登記と言います。
登記をするためには税金や手続きをしてくれる司法書士に報酬を支払います。
これらをひっくるめて登記費用と呼ぶことが多いです。
費用は報酬額によりますが、15~30万円ほどかかるケースが多いです。
印紙代
契約書には金額に応じて印紙を貼る必要があります。
1千万円~5千万円の契約書であれば2万円。5千万円~1億円の契約書であれば6万円といった形です。
請負金額に応じて必要な印紙代が変わります。
必要に応じてかかる諸費用まとめ
建替えのケースや賃貸アパートから引っ越すケース。さらに住宅ローンを利用するケース現金一括で購入するケース。
状況に応じて必要となる費用は様々です。
ここからは人によって必要か不必要かが分かれる諸費用を紹介します。
インテリア費用
せっかくの新築なので雰囲気に合った家具やカーテンなどを購入したいという方は多いでしょう。
他にも洗濯機や冷蔵庫、テレビなどの大きめな家電を思い切って買い替える場合もあります。
銀行によっては住宅ローンで購入できるところもありますが、借りすぎには注意が必要。
あらかじめ必要なものや買い替えるものをリスト化しておくと良いでしょう。
テレビアンテナ工事費
ケーブルテレビが主流な地域もありますが、対応していないエリアだとアンテナが必要です。
テレビをまったく見ない方には必ずしも必要とはいえませんが、災害時の情報源にもなるので設置することをおすすめします。
費用は7~12万円ほど見込んでおくと良いでしょう。
借入れに関わる費用
住宅ローンを利用する場合、保証料や手数料が必要になることがあります。
]どうしても住宅ローンを比較する際は金利に目が行きがちですが、こちらも注意が必要です。
借りる額や住宅ローンを組む方の収入状況によって金額は異なります。
場合によっては100万円を超える大きな出費になりますので、早めに確認することが重要です。
仮住まい費用
建替えの場合は解体して引き渡しを受けるまでの間、一時的に住む場所を確保しないといけません。
アパートや借家を借りる際の敷金、礼金、家賃なども頭に入れておきましょう。
短期間だけ貸してくれる物件を見つけるのは意外と難しいので注意が必要です。
引っ越し費用
引っ越し業者にお願いする際の費用もバカになりません。
特に3月4月の繁忙期は見積もりの金額も高めになります。
運ぶ荷物の量や距離によって金額も様々です。
まとめ
注文住宅は建物と土地以外にも結構お金がかかります。
ただしあらかじめどんな費用がかかるか知っておけば、そこまで怖がる必要もありません。
この記事のポイントはこちらです。
まとめ
- 注文住宅の総額は建物費用+土地にかかる費用+諸費用
- 諸費用を知らないと予算オーバーになってしまうことも
- 申請費用や敷地測量費用などは注文住宅を建てるなら避けられない
- 借入れ諸費用や仮住まい費用などはケースバイケース
- 早い段階でプロに相談するのがベスト
注文住宅の相場についても別記事でまとめてあります。
≫【注文住宅っていくら?】3人家族の一般的なお家の相場を住宅営業マンが解説
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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値引きは基本的に3種類しかない。
①利益を減らす
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③値引いた分だけ品質が落ちる「在庫が余るのはまずいから値引きしよう」は理解できる。
注文住宅に在庫なんて無い。
数百万円の値引きがあるような見積もりは疑ってかかった方が正解だと思う🤔— ヨコシマ@住宅営業×家づくりブログ成長記録 (@yoko_michi1029) March 17, 2021
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