今回の悩み
- 土地なんて買ったことないから、どのくらい費用がかかるかわからない。
- 後から追加でお金がかかったって話を聞くから不安。
- 土地の費用がわからないと建物にいくらかけられるかわからない。
こんなお悩みを解消します。
この記事は土地にかかる費用をまとめてご紹介する内容です。
前半部分では新しく土地を購入するケース。後半では土地を所有しているケースを解説します。
本記事を読むことで、土地にかかる費用を網羅することができるので、安心して建物の予算を組むことができるでしょう。
注文住宅の相場は別記事にもまとめてあります。
≫【注文住宅っていくら?】3人家族の一般的なお家の相場を住宅営業マンが解説
目次
新しく土地を購入する場合の費用まとめ
土地売買代金
土地を購入するメインの費用です。
販売チラシなんかだと一番目立つように表記されてます。
需要が多くてあまり情報が出てこないエリアだと金額が高くなりがち。
予算と立地条件のバランスに注意しましょう。
仲介手数料
土地を売ったり買ったりするのを手伝ってくれた不動産業者に支払うお金です。
法律で受け取れる上限を設定しています。
基本的には土地の代金が高くなればなるほど高額になります。
不動産業者が土地の売主の場合は仲介手数料はかかりません。
登記費用
土地の持ち主が変わったことを証明するためには『登記』をしないといけません。
なぜなら、建物が建っていない土地は見た目では誰のものかが全くわからないからです。
そうならないようにちゃんと行政機関に登録しておく必要があります。
その際にかかる税金などを登記費用と言います。
固定資産税
土地の持ち主は土地や建物といった資産を持っている場合、税金を納めなければいけません。
この税金は1年分を前払い制でおさめる形です。
なので土地を売買して途中で持ち主が変わった場合、売り主が所有権を手放した後の税金も負担することになります。
法律上は別にそのままでも構わないのですが、一般的には日割り計算して買い主が売り主に支払うことが多いです。
土地の評価額が高くなればなるほど固定資産税の金額も上がっていきます。
印紙代
契約書には印紙を貼って納税しなければなりません。
例えば売買価格が1,000万円の土地であれば5,000円の印紙。3,000万円の土地であれば10,000円の印紙。といったように価格に応じて必要な印紙は違います。
土地の売買代金や仲介手数料と比べると少額ですが、一応チェックしておきましょう。
不動産取得税
土地や建物といった不動産を手に入れると、それに応じて税金を支払う必要があります。
ただし自宅やセカンドハウスを建てる用途で土地を取得する場合は軽減措置を受けることができます。
その場合は取得した後、軽減措置の申告をしましょう。
納税通知書が届いたら、いったん支払ってから必要書類を提出して還付を受ける流れです。
土地によって金額が異なる費用まとめ
地盤改良費用
地面の下が柔らかい場合は、建物が傾かないように補強をする必要があります。
一見すると固そうな地面も、数メートル下には柔らかい粘土の層があることも…
そんな時はコンクリートや金属の杭を打ったり、セメントと土を混ぜて固くしたり、という工事をします。
数十万~数百万円といった金額が大きい工事になりますので注意しておきましょう。
解体、処分費用
建替えの場合は現存する建物を壊して処分する費用が必要です。
建物がなくても、アスファルトを撤去したり木を伐採したりするケースもあります。
金額は解体、処分するものの構造や素材、地域などによって大きく異なります。
先行外構工事(1次外構工事)
建物を建て始める前に土を盛ったり捨てたりする工事が必要な場合があります。
例えば道路よりも土地の高さが低い場合、排水のために土を入れて土地を高くする工事を行います。
逆に土地が高すぎて工事に支障がでる場合は土をすきとって処分しなくてはなりません。
この費用は建物の配置などにもよって大きく変動するケースも多いので、早めの段階でハウスメーカーの担当営業などにご相談された方が良いでしょう。
上下水道引き込み、浄化槽工事
自宅で水を出したり、排水したりするために必要な設備を入れる工事が必要な場合もあります。
特に今まで建物が建っていた形跡がない土地に建築計画をしている場合は注意するべきです。
ご自身で水道局や下水道局に行って調べることも可能ですが、不動産業者やハウスメーカーの担当などにお任せする方が安心。
数十万~数百万円かかるケースもあるので、早い段階で調査するべきでしょう。
法令上の費用
建物がすでに建っている敷地にもう1棟建てる計画や、これまで田んぼや畑だった土地に建築をする場合、費用がかかることがあります。
場合によってはそもそも建築ができないケースもあるので、それも含めてプロに見てもらった方が良いでしょう。
費用については完全にケースバイケース。数百万円になることもあります。
建物が建った後には外構工事が必要
建物の工事が終わった後、何もしないと周りが泥でぐちゃぐちゃな状態です。
せっかくの新築ですので、ある程度はキレイな状態にしておきたいですよね。
建物が建った後、家の周りを整備していく工事を外構工事と呼びます。
具体的には下記のような内容です。
- 土間コンクリート
- カーポート、車庫
- 物置
- 植栽
- フェンス
- ウッドデッキ
ご要望が多いのはこのあたりでしょうか。
庭石や灯篭、ししおどしなんかも外構工事の分野です。
しばらく住んでみてから必要なものを足していくという考え方もアリです。
まとめ
住宅を建てる際には建物以外ににかかる費用も把握しておくことが重要です。
しかし実際にかかる金額は、土地の状況によって全然違うのでなかなか判断がつきません。
今回の記事のポイントはこちらです。
まとめ
- 新しく土地を購入する場合、売買代金以外にも様々な費用がかかる
- 建て替えの場合でも数百万円の工事費用がかかる可能性がある
- 後から数百万円の工事が必要とわかるケースもある
- 早い段階でプロの方に見てもらった方が良い
- 建物と合わせて外構の計画も立てましょう
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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